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●開発コンセプト Concept
 



開発コンセプト
「土から生まれ、土に還るものづくり」


 ★ 波乗りのメルセデス・ベンツを目指して ★


2003年10月のドイツ環境産業視察ツアーへ参加し、植物から自動車内装材などの工業製品を実用化しているメルセデス・ベンツなどの先進事例を見て、自分の趣味とするサーフボ―ドも植物からできないかと考えたことがきっかけです。

帰国後、ガラス繊維の代替にヘンプ(麻)繊維を使うベンツの事例をヒントに、サーフボードに使うガラス繊維布をヘンプ布でさっそく試作製造を開始しました。試作品の性能を確かめるべく、社長自らサーフボードに乗り、耐久性や軽量性などの評価を実施しました。

04年12月には、石油系樹脂を使ったサーフボードのフォーム部分にとうもろこし由来のポリ乳酸の発泡体を使ったものも試作開発しました。当社のサーフボード製品の取り組みが先進的なエコ商品と評価され、愛・地球博のサテライト会場で05年3月〜9月の半年間展示することになったのです。

植物原料の比率を高めるために、フォーム部分(ブランクス)にヘンプ(麻)を原料としたバイオマス樹脂由来のものを06年8月に試作開発しました。試乗評判がよかったため、量産化にむけた技術開発が本格的にスタートしたのです。

愛・地球博(2005年)にも出展展示

 ★ 品質と環境対応の両立を目指して ★


サーフィンを楽しむ人は、レジャー白書2004によると110万人と報告され、特に太平洋に面した九十九里浜は、日本有数のサーフィン・メッカとして知られています。2003年に日本でも放映された女の子のサーファーをテーマにした映画「ブルークラッシュ」などの映画の影響により、20〜30代のOLにサーフィンがブーム化の様相を見せています。

サーフボードの構造は、フォーム、クロス(布)、樹脂コーティングの3層で構成されています。また、長さによって、9フィート(270cm)のロングボードと6.1フィート(185cm)のショートボード、その中間サイズに当たるファンボードの3種類があります。
 
サーフボードは、画一的な工業製品ではなく、シェイパーと呼ばれるフォームを顧客のニーズ(体格、嗜好、熟練度など)に合わせて、削って製造する職人が存在し、最終製品は彼らによって製造されるものです。

05年12月に世界シェア80%を占めていたアメリカ・カルフォルニア州のフォーム製造会社「クラークフォーム」がウレタン樹脂原料に必要なトリレン・ジイソシアネート(中枢神経毒性物質)の使用を続けた結果、カルフォルニア労働環境保護規制に対応できずに廃業したのです。1958年に始まったサーフボード市場の立役者が姿を消したため、ボード製造工場及びユーザーに商品供給面での大きな混乱が生じました。

これまでのサーフボードは、波をとらえ、安定性を高めるために「形」や「軽さ」が追求されてきたが、この事件をきっかけに「素材」の安全性や環境対応が求められるようになってきています。当社は、このような状況に対応した、廃棄処理が容易で、植物由来原料を使ったブランクスをつくることにしたのです。

●ブランクス(フォーム)の製造販売

従来の石油系ウレタンフォームに変わり、古古米またはヘンプの茎を原料にしたバイオマス発泡体(商品名:Shaka Blanks)を製造し、サーフボード製造工場に販売します。


 ★ HEMPに注目する理由 ★


ヘンプ(HEMP)とは、和名:大麻草、学名:Cannabis Sativa L. アサ科の1年草で世界各地に分布する植物です。品種には、主に繊維型と薬用型の2つがあり、特に薬理作用のあるTHCが0.3%未満の品種は"Industrial Hemp"と呼ばれています。当社では、日本国内で栽培された"Industrial Hemp" を原料にした製品開発を実施しています。

1)エコロジー&オーガニックな植物
 
 農薬や化学肥料を必要とせず、雑草や害虫に強い作物であり、
 栽培管理がしやすい

2)25000種類の工業製品・生活用品ができる植物
 
 衣類、紙、化粧品、食品、建材、燃料、プラスチック、医薬品
 など石油と森林資源に代わるバイオマス(生物資源)として注
 目されています

3)日本の風土や文化に根付いている植物
 
 麻といえば、縄文の昔から大麻のことをいい、人名や地名にも
 なっています。弓弦、花火、茅葺き屋根、漆喰、神社の鈴縄や
 注連縄など今でも知らないところでいろいろと使われています。

4)大麻=麻薬という日本の常識は世界の非常識!
 
 EU諸国,カナダ、オーストラリア等の先進国では、大麻草の有用
 性と可能性に気づき、工業用栽培が解禁されています。日本と
 アメリカだけが工業用栽培が認可されていません。


      社長自ら日本国内の麻畑にて収穫のお手伝いをしている様子

ヘンプに関して詳しく知りたい方は、
赤星栄志著『ヘンプ読本〜麻でエコ生活のススメ〜』(築地書館)、2006年
定価:2100円をご参照下さい。当社のヘンプ・サーフボードの取り組みも紹介
されています。


お知らせ
  • ヘンプ製のブランクス製造販売のビックフィールドの公式ホームページです。
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