企画趣旨

 20世紀の化石燃料文明は、便利で快適な生活を実現させた一方で、地球温暖化や大気汚染、
酸性雨、環境ホルモンなどの問題を深刻化させています。このまま化石燃料文明を続けるならば、すべての動植物が絶滅してしまうことが明らかになっています。21世紀には、人類は、環境に負荷をかけない新しい文明をき築かなければなりません。その実効力のあるツールとして世界的に「ヘンプ」に注目が集まっています。

ヘンプは、成長が早く、連作が可能で、どんな環境でも育つ植物です。この植物の利用価値は、とても高く、衣類、建材、食品、化粧品、紙、燃料、薬品、プラスチック等の生活に必要な製品のほとんどをつくることができます。このヘンプを利用することによって、農・工業一体となった地域循環型社会を築けば、環境問題だけでなく経済問題も解決することができるでしょう。また日本ではヘンプのことを「麻」といい、縄文の昔より栽培され、天照大御神の化身=神として崇め奉られてきた文化的な植物です。ヘンプの環境価値、経済価値、文化価値を全国各地の方に知ってもらうために、ヘンプカー・プロジェクトを企画します。

 この企画は、ヘンプオイルで走る車が全国を北から南に横断し、各地のイベントに現れ、ヘンプをテーマにした衣食住の見本市を出展します。各地のイベント協力団体がシンポジウム、ワークショップ、コンサート、ブース出展など独自に企画し、一般的にほどんど知られていない「ヘンプ」についてテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネットなどの様々なメディアを通じたアピールを実施します。これらの活動によって、一人でも多くの方が自然と共生する新しい文明の創造に自ら行動するきっかけをつくっていきます。

企画の目的

脱化石燃料の象徴であるヘンプの有用性を日本全国津々浦々の老若男女に伝え,自らの生活の中で活用したい人や仕事として取り組みたい人との出会いの「場」を創出する。

活動内容

1)日本初!ヘンプオイルで車を走らせる。
3月下旬  植物油の一種であるヘンプオイルをバイオディーゼル油に加工
4月20〜21日 アースデイにヘンプカー試乗体験を実施(東京代々木公園

2)北から南へヘンプカーが全国縦断。各地でイベント盛りだくさん。

4月29日に北海道滝川市をスタートし、8月24日に熊本県熊本市にて終了とします。
走行距離にして5000kmに達すると見込まれています。
土・日曜日ごとに各地で様々なイベントを実施し、
平日はヘンプに関係する無形・有形の文化財を訪問します。


ヘンプカー・プロジェクトは、あらゆるものをつなげ、
日本を元気にしていく可能性を秘めています。

ヘンプという有用性の極めて高い循環資源を再発見する絶好の旅といえるのです。
 
このヘンプカー・プロジェクトが発信する3つのキーワードは
「環境」「伝統」「生活」です。

●環境
ヘンプという多様性と可能性に優れた天然資源を素直に見直し活用していく。

●伝統
古来からの貴重な伝統文化、伝統英知を守る

●生活
現代社会のさまぎまな問題を根本的に打開する可能性を具体的に提案する

 以上のようなキーワードをふまえ、
各地のイベントとリンクして立体的に広がっていくように
実行していきたいと思っています。

1年草という地球の循環サイクルにあった、
人類にとって貴重なバイオマス資源であるヘンプは、
あらゆる多様性を持ちあわせており、この平和イベントによって、
さまぎまな分野で有効活用していくための
ヒントや情報がもたらされることでしょう。

 先祖代々、日本の国土は麻と非常に関係が深い土地です。
その日本列島の姿は「龍」の型写しであり、
その「龍」の身体に麻が縦断するということは、
「龍」に燃料(エサ)を与えることでもあり、水の流れが生まれます。
すなわち、それは現代の日本社会に光が注がれることを意味します。
 
日本文化の途切れそうな縦糸を、麻によって結ぶことで、
太古からのエネルギーと未来からのエネルギーが現代でつながり、
大きな「和」のこころが浮上するきっかけになりそうな気がします。
 ヘンプカーは、皆さまの平和への願いを燃料として走り出します。

ヘンプカー・プロジェクト実行委員長 中山康直

ヘンプカー・プロジェクト実行委員長 中山康直 (なかやま やすなお)

1964年静岡県生まれ。幼少の頃より精神文化の影響を受け育つ。
87年には古代、神代の英知の重要性と麻の将来的な可能性に気づき、調査、研究を開始する。
97年に戦後、民間では始めての大麻取扱免許を所得し、麻産業の具体的な研究に入る。
98年に縄文エネルギー研究所を設立し、麻の産業的有効利用に基づく
ヘンプ製品の開発及び発明を中心に行ない、循環型調和社会実現のため
「ハートヘンプ」を実践していくプロジェクトの活動もしている。
著書に「麻ことのはなし」(評言社)がある。


更に、「いい話しの新聞」に掲載されている中山の紹介もこちらから見ることができます。