本文へジャンプ
             

 

●麻炭(あさすみ)




 ★ 麻炭の歴史1 打ち上げ花火 ★


花火の割火薬には、麻炭が今でも使われている。割火薬は、酸素を供給して、燃焼を促進させる「酸化剤」と、燃焼をし易くする「可燃剤(助燃剤)」とで構成されている。

酸化剤:過塩素酸カリウム、硝酸カリウム
可燃剤:松炭、麻炭、桐炭、硫黄、セラック 等が使われています。

過塩素酸カリウム系割薬の配合比例
  過塩素酸カリウム  68%
  硝石           7%
  硫黄           0%
  麻炭           21%
  みじん粉         4%
  もみ殻          13%
※みじん粉はもち米からとった水溶性のデンプン。
  もみ殻は米粒の外側の殻。

花火師さんに聞いたところによると火薬の世界では、麻炭は着火がよく、爆発力が強くなるため、小さな玉(打ち上げ花火の玉)で大きな梵(大きな花火)がでることで知られているらしい。麻炭は、木炭のように硬い炭ではなく、柔らかいパウダー状の炭になる。また、薬品が染み込みやすいという特長もある。

 国産の麻炭がなかなか手に入らない現状でもよりよい花火を打ち上げるために国産麻炭をつかっている花火業者もいくつかある。しかし、花火もスターマインなどのように大量生産で大量消費(打ち上げ)の傾向が強いため、中国からの安いものを使っている業者が大多数となっている。昔からの花火を知る人は、打ち上げ花火の大きさ(輪)が小さくなったという。安くて、質の劣る、外国産の麻炭や木炭を使ったからだと推測される。


 ★ 麻炭の歴史2 線香花火 ★


日本の夏の風物詩?!ともいえる線香花火にも麻炭が使われていました。これには、びっくりである。

線香花火の和剤(火薬)の配合例
 硝石(60%)、硫黄(25%)、油煙(4%)、麻炭(8%)、アントラセン(3%)

線香花火は、なるべく長く火花を得るために適当な割合で燃えやすい炭と燃えにくい炭をまぜあわせている。麻炭は燃えやすいので大きな火花をパチパチとだすために使われていた。残念ながら、今はコストダウンのため木炭配合となっている。

今でも国産線香花火を唯一つくる花火屋さんがあり、それは線香花火1本:100円で販売している。価格的には、中国産の市販のものよりも60倍以上高い!超高級線香花火である。大事に一本、一本楽しまなければならない。国産麻炭をつかうと1本:200円の線香花火になるかもしれない。今となっては贅沢の極みである。


 ★ 麻炭の歴史3 カイロ ★


カイロは漢字で「懐炉」と書く。歴史を紐解くと懐炉の発明者は、忍者だったらしい。忍者といえば、ジャンプ力を鍛えるために成長の早い大麻を毎朝飛び越えた話を思いだそう。

 忍者のつかった懐炉は、「胴の火」と呼ばれ、銅製の筒に和紙や植物繊維を黒焼きにしたものを詰めたものである。点火するとゆっくりと燃えて半日ほどもち、懐に入れて暖をとるだけでなく、火種としても利用している。忍者が活躍できなくなった江戸初期に民間に転用されたものが「懐炉」といわれている。この懐炉の灰、「カイロ灰」に麻や穀物を炭にしたものを粉末にして、袋詰めや練り固めて棒のようにして使われていたのである。

カイロは、昭和初期までこの胴の火方式であったが、白金を使うハッキンカイロが登場し、現在の使い捨てカイロが1979年から発売されている。

使い捨てカイロの成分例
 鉄粉(63%)、水分(15%)、食塩(3%)、木炭(炭素)(9%)、ヒル石(8%)、その他(2%)

 今では、天体望遠鏡のオプション部品の1つに「カイロ灰」というのがある。天体観測において朝露防止のために使われている。アマチュア天文家の間では、明け方の観測に必須のアイテムである。星を見るのに大麻が貢献しているなんて!びっくりですね。


 ★ 麻炭の特徴 ★


花火の可燃剤に使われる炭の分析値である。麻炭は比重が軽く、カリウムが多い。麻炭は、大麻の繊維を剥ぎ取った後の麻幹(おがら)にを炭化したものである。
 
炭の分析値(%)
    仮比重(g/cc)  水分  灰分  カルシウム  カリウム
麻炭      0.17    15.19  9.87   15.02     32.15
松炭      0.44     8.81  9.63   33.29     4.67
桐炭      0.33     7.09  4.92   14.18     13.63
なら炭     0.51     6.19  3.24   49.92     16.45
みつまた炭  0.32     8.20  10.21  38.36     7.48
 ※カルシウム、カリウムは灰中のもの

竹炭と同じぐらいの多孔質(いっぱい穴があいている)で、水質浄化や脱臭、調湿剤のような使い方ができると考えられる。


 ★ 麻炭の製品 調湿材 ★


●岐阜県産・麻濃炭

一部の花火業者でしか流通していなかった麻炭を一般商品化!竹炭よりも多孔質で高い波動エネルギーをもつ。

クリアケース入り 1050円
紙袋入り(200g) 1890円
1kgパック 7800円

※大量購入の場合は別途見積もります。

<用途>
住宅の敷詰め用、水質浄化、土壌改良、飲料水の脱臭・浄化、地場の調整など


製造・販売元:麻処さあさ







お知らせ
  • 自然素材・ヘンプ内装業のトムクラフトの公式ホームページが05年6月1日オープン
  • 麻建材のサンプルセット(3650円)好評発売中!
    Copyright(C)2008 Hemp Revo.Inc 無断転載禁止!