ふぁーみんぐ通信08年2月号
              小動物用 「麻」 ヘンプの床敷材が新発売!
                     〜ヘンプ・エコマットの巻〜





●動物の寝床には麻チップ、イギリス王室も御愛品!

ヘンプ麻の繊維をとったあとの木質部(麻幹(オガラ)と呼ばれる)は、チップ化され、ヨーロッパでは馬の敷料や小動物の敷料として非常に評価が高い。特に馬の寝具の「ロールスロイス」と呼ばれ、イギリス王室御用達品として認められている。オガラは、多孔質な構造のため、次のような様々な機能を備えている。

 麻チップ

(特長1)
  抜群の水分吸水性400%
  ウッドチップの4倍、藁の2倍
(特長2)
  埃が少ない
  動物の肺疾患などの呼吸器官系リスクが減る
(特長3)
  消臭効果
  アンモニア臭の吸着が非常に高い
(特長4)
  防虫効果
  植物の特性上、虫が寄りにくい素材
(特長5)
  クッション性
  硬すぎず、柔らかすぎない素材
(特長6)
  有害化学物質ゼロ
  無農薬栽培された原料

●麻チップの秘密は多孔質にあった!

なぜ、麻チップに敷き料としての特徴がたくさんあるかというと、それは茎の構造にその秘密があった。顕微鏡で拡大して見ると、一目瞭然である。ミクロン単位の穴がたくさん空いていることがよくわかる。




このスポンジ構造が敷料としての高いパフォーマンスを実現するのである。
たとえば、保水力でみると麻チップの自重の400%もある。これは麦やおが屑より約2倍の能力を有している。

保水力 水分含量
麻チップ 415% 4.1%
麦稈 200% 8.89%
おが屑 250% 25.4%
出典:帯広畜産大学のデータより

アンモニア吸着のデータはないが、今回採用されたペット会社の実験によると脱臭性のよさがもっとも評価が高かったという。化学物質を使った吸着剤ではなく、天然素材で、その性能を出せるのは、麻チップならではの特徴である。
ちなみに、他の素材の動物用敷料と比較してみたのが次の表である。

「ヘンプ麻と他素材の動物用敷料との特性比較」

敷料としての特性 堆肥化時の特性
吸水性 クッション性 脱臭性 通気性 分解性
 モミガラ   ○    ◎   ×    ◎   ○
 オガ粉   ◎    ○   ◎    ◎   ×
 稲・麦ワラ   ○    ◎   ×    ◎   ○
 チップ・バーク   ○    ○   ○    ◎   ×
 紙類   ○    ◎   ○    △   ○
 戻し堆肥   ○    △   ○    △   △
 コーヒー粕   ○    ○   ◎    ○   △
 ヘンプ麻チップ   ◎    ◎   ◎    ◎   ○
出典:中央畜産会「敷料データベース」
ヘンプ麻幹(おがら)は、帯広畜産大学の試験データと(株)日本ヘンプの評価による。

オガ粉やコーヒー粕のの脱臭性と稲わらや紙類のクッション性をの両方を備えた素材であることがわかる。日本だと土地が狭いので、敷料として使用した後、堆肥化されて再利用される。よって、敷料の評価に加えられる堆肥化項目においても麻チップは、分解性が高く、使いやすい。


●リス、ハムスター、モモンガ、ウサギさんにヘンプのエコマットを!

このような特徴をあわせもった麻チップをペット用品会社のナンバー2の会社が採用。
(株)三晃商会というところが2月中旬から2008年度のカタログに新商品として掲載され、全国のペットショップに販売開始した。しかも、パッケージが明るくて、素敵なデザインに仕上がっている。



仕様:7リットル 750円(メーカー希望小売価格)

元々、馬や牛の手綱には、ヘンプのロープが歴史的に使われ、麻の実は小鳥の餌として有名だし、ヘンプオイルは、馬の蹄油によいという。動物用品と相性の良いヘンプ製品が一つ増えました。使ってみた方の感想も受け付けていますので、ぜひペットを飼っている方はお試しくださいませ。

エコマット商品の購入希望者はこちらへ
(株)三晃商会
http://www.sanko-wild.com/index.htm





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