11年9月号
      医療大麻入門を解説 その1
               〜医療大麻DVDをつくりましたの巻〜




●医療大麻入門のDVDを作成しました。

NPO法人医療大麻を考える会の協力の下で、医療大麻をわかりやすく解説したプレゼン資料を
つくりました。そして、その資料のDVDができました。
でも、どんな内容を語っているのか不明だと思うので、ここで文字情報として大公開。

公開した理由は医療大麻を推進するためのコーディネーターを募集するためです。

日本って、産官学連携コーディネーターとか、知財コーディネーターとか、農工商連携コーディネーターとか
治験コーディネーターとかいろいろな職種があるけれど、この手のコーディネーターでお金を稼ぐのって
難しいですね。ここで挙げたものは、公的機関(省や県)が予算をつけて、補助金事業になっているので、
専業の方もいるけれど、医療大麻コーディネーターなんて、、、、もうどう見ても無償ボランティアの世界。

医療大麻で救われる日本に住む患者のために、力を貸してくれる「時間」と「お金に余裕」がある方が欲しい!!!!。
医師である方ならなおよいが、必ずしもコーディネーターになる人にはその必要性はないと思います。
そもそも医療大麻の専門的知識などはあまり要らない。DVDで語っていることぐらいで十分です。
知識なんていうものは、コーディネーターとして動きながら日々学習するものだからです。

その学習のきっかけとしてこの情報を活用していただきたいのです。

定価:3000円+送料・代引手数料

講師
赤星栄志(バイオマス産業社会ネットワーク、博士(環境科学))
長吉秀夫(大麻入門著者、ノンフィクション作家)
編集・講師
岩田雅彦(英国国立大学院公衆衛生学修士、関西医療福祉コンサルティング(株)代表取締役社長)
       



●ここからがDVDの内容

→ 大麻草の使われ方は、昔も今も様々なものに使われます。
   このDVDでは、印度大麻草とマリファナの医療利用の話です。




 → 医療大麻は、どこかの偉い先生が、劇的な薬効を発見したのではなく、多くの人々の実践や
   経験によって見直されたものなのです。



→ 医療大麻で使うところは、嗜好や娯楽に使われるバッズのところで同じ部位です。



→ ジョイントが一般的ですが、他にもいろいろあるんですよ。。
  エッセンシャルバップのようにカルフォルニア州で医療器具として認められているようなものもあります。




→ すべての薬が体に効くのは、レセプター(受容体)があるからです。



→ 人間には、マリファナを吸わなくても、もともと脳内マリファナを生産できる能力をもっているのです。
  「カンナビノイド」という言葉は、覚えてくださいね。
  マリファナ成分で有名なTHCは、カンナビノイドのひとつにしかすぎません。




→ カンナビノイド受容体は、CB1が神経細胞、CB2が免疫細胞にある。
  人間のカンナビノイド・システム(脳内マリファナ)の全貌は、あまり解明できていません。



→ 大麻成分は、医療として使う場合においても安心・安全なものです。
  日本の薬物教育で正反対のことを教えているのは、単に情報が古いだけだと思われます。



→ 普通の医薬品ともっとも異なる作用がこれです。
   人を社交的にさせるってすごい作用だと思いませんか?
   グループケアは、今の医療現場に求められていることですよね。



→ @が民間療法の生薬(ハーブ)、Aが製薬会社の医薬品という位置づけになります。
  


→ 知っていましたか?実は過去65年間も日本でも医薬品だったことがあったのです。



→ 2000年以上前から医療大麻の結論が出ている!無毒で長期服用可能だということが!!!
  西洋医学の知識は、下品に強いが、上品に弱いということがよくわかる。
  


→ DEA長官32年ってすごいよ。日本でいったら厚生労働省の社会保険庁の長官を32年間同じ
   人がやっているというぐらいのシロモノ。
   


→ 世界的に大麻規制がされた後に、医学が発達して、その意義が見出されるという流れがこの図です。
   アメリカが連邦法で医療大麻が違法なのは、スケジュールT(有毒で医薬にも不可)になっているから。
   脳内マリファナ2−AG発見したのは、日本の帝京大学の杉浦先生。
   脳内マリファナのシステムの一つである逆行性神経伝達システムを発見したのは、日本の金沢大(当時)の狩野先生。
   日本って、大麻の規制がうるさいのに、研究は一流なのです。


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